「俵万智の父親って、どんな人なんだろう?」名前はよく知られているけれど、家族、とくに父親についてはあまり語られてこなかった俵万智さん。
ところが近年、父との記憶を静かに、そして深く掘り下げた一連の短歌が注目を集めました。
そこに浮かび上がってきたのは、
感情を表に出さない、理系研究者の父の姿。
この記事では、俵万智さんと父・俵好夫さんのプロフィールを整理しながら、父の意外な功績、そして短歌に込められた「父への思い」を、ひとつずつ丁寧に見ていきます。
俵万智と父親・俵好夫のプロフィール!年齢や出身や経歴は?
まずは、俵万智さんと父・俵好夫さんの基本情報をご紹介します。
俵万智 (たわらまち)さんのプロフィール

- 生年月日:1962年12月31日
- 年齢:62歳(2025年時点)
- 出身地:大阪府
- 職業:歌人
- 経歴:早稲田大学在学中から短歌を詠み始め、1987年『サラダ記念日』で一躍社会現象に
- 特徴:日常語を用いた親しみやすい短歌で、現代短歌のイメージを刷新
「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日。
誰もが一度は目にしたこの一首で、
俵万智さんは短歌を“特別なもの”から“日常の言葉”へ引き寄せた存在でした。
父・俵好夫(たわら よしお)さんのプロフィール

- 生年:2024年2月13日(91歳没)
- 出身地:不明
- 職業:物理学者
- 専門分野:磁性材料・物理学
- 主な功績:サマリウムコバルト磁石の発明
- 家族:長女が歌人・俵万智
父・俵好夫さんは一般人であり、
メディアに出ることはほとんどありません。
ただし、研究者としての功績は世界的に評価されている人物です。
【画像】俵万智の父・俵好夫はサマリウムコバルト磁石の発明者だった
訃報欄に覚えのある名。歌人の俵万智さんの父好夫さんは当時最強の「サマコバ」磁石の開発者で知られる科学者。有名な「サラダ日記」にもこう詠われる
— タイラユウコウ (@kyotohanamaki) February 21, 2024
「稀土類元素とともに息して来し父はモジリアーニの女を愛す」
そんな関係で万智さんは希土類学会名誉会員に…本棚探し「サラダ日記」読み返す pic.twitter.com/UhtFKebyfm

この磁石は、
- 非常に強い磁力を持つ
- 高温環境でも磁力が落ちにくい
- 工業・電子機器・航空宇宙分野でも活用される
といった特性を備えていました。
とくに1970年代から1980年代にかけては、
世界で最も強力な永久磁石と評価され、
当時の最先端技術を支える存在だったといわれています。
その後、より強力で扱いやすいネオジム磁石が登場し、
“最強”の座は譲ることになりますが、
このサマリウムコバルト磁石があったからこそ、
次の世代の磁石技術が切り開かれていきました。
正直、
「俵万智さんの父が、そんなすごい発明を?」
と驚く人も多いと思います。
ですが、俵好夫さんは
派手に名前が知られるタイプの研究者ではありませんでした。
表に出ない。
声高に語らない。
それでも、技術の土台を静かに支えてきた研究者だったことは間違いありません。
そして、ここが少しだけ興味深いところです。
物理学者の父と、言葉を扱う歌人の娘。
一見すると、まったく違う世界を生きているように見えますが、俵万智さんの短歌を読んでいると、
どこか理系的な思考の影を感じる瞬間があります。
- 無駄を削ぎ落とした表現
- 構造を意識した言葉の配置
- 感情を少し引いた位置から見つめる視点
こうした感覚は、
研究者が理論を組み立てる姿勢とも、どこか重なります。
感性だけでなく、
論理に裏打ちされた表現力。
その土台には、静かに研究と向き合ってきた父の存在が、少なからず影響していたのかもしれません。
俵万智がお父さんへの思いを綴った「白き父」2025年に第61回短歌研究賞を受賞
連作「白き父」に短歌研究賞をいただきました。昨日は授賞式。短歌について考え、語り合えるいい夜だった。
— 俵万智 (@tawara_machi) September 26, 2025
「お父さん万智やで」としか言えなくて「やで」ってなんやと思う枕辺
我よりも我の短歌を暗誦しその短歌ごと消えてしまえり
心って燃えるんだっけ骨となり箱詰めされてゆく白き父 pic.twitter.com/h3NGKgS9eh
この作品で描かれているのは、
威厳のある父でも、理想の父でもありません。
- 無口で
- 感情を多く語らず
- どこか距離のある存在
それでも、娘の記憶の中に確かに残り続けている父の姿です。
研究に向き合い、淡々と日々を生き、
多くを語らず、背中で示す。
その姿を、俵万智さんは感情を乗せすぎない言葉で綴っています。
ここが、とても俵万智さんらしい。
泣かせにこない。
美談にしない。
でも、読んでいると、じわっと胸に残る。
それはきっと、父自身がそういう生き方をしていたからなのかもしれません。
まとめ・【画像】俵万智の父親は誰?俵好夫はサマリウムコバルト磁石の発明者!
まとめると
- 俵万智さんの父親は物理学者・俵好夫さん
- サマリウムコバルト磁石の発明者として知られる研究者
- 表舞台に立たない、寡黙で理系気質の父
- 理系的な思考の影響を俵万智さんは受け継いでいる
- その存在が、短歌「白き父」にも静かに刻まれている
言葉で時代を切り取った娘と、技術で時代を支えた父。
派手ではないけれど、どちらも“本質を残す仕事”をしてきた親子だと感じます。
俵万智さんの短歌を読み返すとき、その背景に、白く静かな父の姿を思い浮かべると、また違った深みが見えてくるかもしれませんね。


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