長年にわたって日本の音楽シーンを支え続けてきた、ボニージャックスの玉田元康(たまだ・もとやす)さん。
90歳を過ぎてもステージに立ち続け、その澄んだ歌声は今も多くの人の心に届きます。
「90歳でソロデビュー」というニュースに驚いた方も多いかもしれませんが、
玉田さんにとって歌は“人生そのもの”。
この記事では、ボニージャックスとしての歩みや経歴、
そして90歳でのソロコンサート挑戦までを、わかりやすくお伝えしていきます。
玉田元康(たまだもとやす)のWikiプロフィール!年齢や出身地や学歴は?
玉田元康(たまだ・もとやす)さんは、日本の男性コーラスグループボニージャックス(The Bonny Jacks) のリーダーで、低音パート(バス)を担当しています。
- 名前:玉田 元康(たまだ もとやす)
- 生年月日:1934年5月31日
- 年齢:91歳(2025年現在、「徹子の部屋」で91歳と紹介)
- 出身地:旧満州・安東(現在の中国・丹東市)
- 学歴:早稲田大学卒(早稲田大学グリークラブ所属)
- 所属:キングレコード
戦後、満州から引き揚げて熊本県天草で育ち、のちに早稲田大学に進学。
入学式で聴いたグリークラブの歌に感動し、思わず「自分も歌いたい」と感じて入部したそうです。
その一歩が、のちに日本を代表する男性コーラスグループ「ボニージャックス」誕生のきっかけになりました。
早稲田大学では音楽を通して多くの仲間と出会い、1958年に正式にプロデビュー。
以来、60年以上にわたって音楽一筋の人生を歩み続けています。
さらに玉田元康さんをずっと支えていた奥様の話は欠かせませんね。玉田さんの人生伴奏者とは?

玉田元康(ボニージャックス)の経歴や生い立ちは?
90歳ソロデビュー「戸惑ったが、まだ声は出る」 ボニージャックス「のぼさん」玉田元康 那覇から全国ツアー https://t.co/qI07ZnbG5p pic.twitter.com/UzSPdAKiAd
— 沖縄タイムス (@theokinawatimes) March 22, 2025
玉田さんは1934年、旧満州の安東(現・丹東)で誕生。
故郷・熊本県天草で少年時代を過ごし、音楽や合唱に興味を持つようになります。
そして高校卒業後に上京し、早稲田大学に進学。
学生時代に所属した 早稲田大学グリークラブ が、彼の音楽人生の原点です。
大学在学中に出会った仲間たちと共に、1958年12月24日(クリスマスイブ)にボニージャックス(The Bonny Jacks) を結成。
メンバーは以下の4人です。
メンバー名 | 担当パート | 備考 |
---|---|---|
玉田元康 | バス(リーダー) | 穏やかな低音で全体をまとめる。 |
西脇久夫 | セカンドテナー | 明るく伸びやかな声で調和を支える。 |
鹿嶌武臣(かしま・たけおみ) | バリトン | 柔らかく温かい声質で安定感を生む。 |
大町正人 | ファーストテナー | 高音を担当。結成当初からのメンバー。 |
4人全員が早稲田グリークラブの同期。
仲間としての信頼と絆が、そのままハーモニーに表れています。
グループ名の「ボニージャックス」には、“陽気で朗らかな男たち”という意味が込められており、
その名の通り、聴く人の心を和ませる優しいハーモニーを届けてきました。
デビュー以降、NHKの音楽番組や「みんなのうた」などに多数出演し、「鉄腕アトム」や「おさななじみ」などの歌でも知られるようになります。
1960〜80年代には全国各地でコンサートを開催し、時代を超えて愛される“心に残る声”として親しまれてきました。
長い歴史の中では、仲間の引退や別れも経験していますが、玉田さんは常に「歌い続けること」そのものを人生の中心に置いてきました。
その姿勢が、今も多くのファンの心を温めています。
【動画】玉田元康はボニージャックスから90歳でソロデビュー!コンサートもプラザホールで開催!
ボニージャックス・玉田元康(のぼさん)のソロデビューアルバム「男たちの子守り歌」を聴いている。ピアノ、ハーモニカ、ハーモニカ、パーカッションをバックに、ボニージャックスのオリジナルナンバーから西脇久夫作品、ペリーコモのナンバーや古賀メロディまで6曲、力強く歌い上げている。 pic.twitter.com/r8iGdKoilP
— 函館のシト (@hakodatenoshito) March 12, 2025
そんな玉田元康さんが、ついに90歳でソロデビューを果たしました。
そのソロデビューのことを話している動画がありました。
素敵な低音ボイスが聴けます。
さらに2025年3月、キングレコードよりアルバム
『男たちの子守り歌〜ボニージャックス「のぼさん」90歳のソロデビュー〜』 をリリース。
この作品では、これまでの合唱とは違い、玉田さんの“ひとりの声”に焦点を当てた内容となっています。
深みのある低音に、人生のぬくもりが滲むような歌声が魅力です。
また、同年1月22日には、東京・稲城市立iプラザホールで「ソロデビュー記念コンサート」も開催。
早稲田グリークラブOBやファンが多数来場し、90歳とは思えない力強いステージを披露しました。
この挑戦は、まさに“生涯現役”という言葉がぴったり。
本人もインタビューで、「歌っていると、まだまだ声が出るんですよ」と笑顔で語っています。
その言葉のとおり、年齢を重ねてもなお、新しい挑戦を続ける姿に多くの人が勇気をもらいました。
ボニージャックスとしての活動を続けながら、一人の歌い手として、また“人生の語り部”としての歌声を紡ぎ続ける玉田さん。
その姿は、まさに音楽人生の集大成といえるでしょう。
まとめ・玉田元康(たまだもとやす)の経歴は?ボニージャックスから90歳でソロデビュー!
玉田元康さんは、1934年生まれのボニージャックスのリーダー。
早稲田大学で音楽と出会い、1958年にプロデビューして以来、日本の合唱文化を支えてきました。
そして90歳を迎えた2025年、ついにソロデビューを果たし、ステージに立ち続ける姿で多くの人に希望を届けています。
年齢を理由に夢をあきらめることなんてない。
玉田さんの人生は、そのことを静かに教えてくれている気がします。
玉田さんの歌を聴くと、声の奥に“人生の音”が響いているように感じます。
長い時間をかけて積み重ねてきた経験が、言葉ではなく“音”として届く。
そんな不思議なあたたかさがありますね。
90歳でのソロ挑戦、本当にかっこいいです。
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